加工肉に含まれる添加物
ちまたではよく「食べてはいけない食品」というような宣伝文句の書籍や記事を見かけたりします。
そうした文章で非常に頻繁に登場してくるのが、ハムやソーセージといった加工肉です。
他にもウインナーやベーコンなど、肉類をそのままの形ではなく何らかの加工をして食品にしたもの全般が含まれているようです。
加工肉が危険だと言われている理由は、その加工の過程において人体に有害な添加物が多く加えられるとされているからです。
特に保存料として頻繁に使われる「ソルビン酸」は非常に強い殺菌力を持つ成分であるため、人体に入ると人の体にとって必要な働きをする菌を殺してしまうと言われます。
ソルビン酸そのものも強い毒性があり、継続して食べることで体の成長が阻害されてしまったり、肝臓や腎臓などの重要な器官を痛めてしまうといいます。
特に近年で重要視されているのがソルビン酸による男性の精巣への影響で、これが精子の量を減らし子供を作る能力を落としてしまうことが指摘されています。
成型肉の場合には「結着剤」が使われる
ハムやソーセージ、ウインナーといった加工肉とよく似たものに「成型肉」という新しい食品があります。
これは近年では有名ホテルやレストランでステーキなどとして提供していた肉が実は一枚肉ではなく複数の肉をくっつけて作った成型肉であったことが発覚したことで一気に社会的な認知度が高まったものです。
成型肉の場合、食肉を扱うお店の中で出た肉の歯切れ部分を人工的に結着させることでまるではじめから一枚の肉であったかのように装います。
しかし最初から一枚であった肉ではなく、さまざまな部位や個体から出た異なる肉質を一つにまとめようとするものなので、肉質を均一にするために加工において軟化剤を使ったり、成形のために結着剤を使ったりします。
この軟化剤や結着剤は添加物以外の何物でもなく、消費者にしてみれば一枚肉なのだから添加物など入っていないだろうと思っているところにその真逆のものを提供されるのですから、詐欺だと思われても仕方がありません。
この添加物はアレルギーのもとになることも指摘されており、特に子供が食べるのは危険として今も多くのところで啓蒙活動が行われています。