皆さんは、「未病」という言葉についてご存知でしょうか。
テレビや雑誌でこの言葉を取り上げられる機会も多くなってきたので、「名前を聞いたことがある」という人も少なくないでしょう。
「未病」は、現代になって非常にクローズアップされている言葉です。
参考:未病(みびょう)とは?
「未病」とは、「半分は健康体だけれど、半分は病気」という状態のこと。
つまり、徐々に症状が進行し、病気になりつつ状態のことを指します。
例えば「糖尿病」ですが、糖尿病にはその前に「糖尿境界域」という状態が存在します。
これは、糖尿病になる一歩手前の状態のことで、この状態が長く続くけば糖尿病になります。
糖尿境界域のうちに対策をしておけば、もとの健康な状態に戻ることも可能ですので、「未病」となっているうちに対策をしておくことが必要なのです。
病気の中には、きちんとした対応をすることで、それ以上の進行を抑えられるものもたくさんありますので、まずは「自分が病気である」ということを知ることが重要。
ポイント1:自分の身体を知ること
病気に対する対策で一番重要なのは、まず「自分を知ること」ではないでしょうか。
30歳を過ぎると、自分では気付きませんが、病気に近づく人も増えます。
しかし、病気というのは非常にゆっくりと進行していくものなので、普通に生活をしているだけでは気付かないことが多いのです。
例えば、尿に糖が出ていても目に見えるわけではありません。
血圧が高くても、すぐに症状に出るわけではないでしょう。
この様な病気に気付くためには、まず自分からすすんで健康診断に行くなどして、「身体について知る努力」をしていくことが必要になります。
病気の対策は、まず自分の身体を知ることから始まるのです。
ポイント2:健康にいい生活を心がけましょう
まず、健康にいい生活を心がける努力をしましょう。
車や自転車ばかりを使うのではなく、歩いての移動を心がけること。
ストレスをためない生活をすること。
ストレスが溜まれば血圧が高くなりますし、暴飲暴食に走ってしまう人も多くなるでしょう。
健康的な生活をおくるためには、この「ストレス」との付き合い方を意識することが必要です。
また、自分に合った食事の指導を受けることも重要ですね。
ある程度の年齢になると、健康的な生活というのは努力しないと維持できません。
自分にできる範囲での努力をしていくことが重要になりますので、「自分の体との付き合い方」を積極的に勉強していくといいでしょう。