激しい嘔吐が特徴のノロウィルス
冬になると猛威をふるうのがノロウィルス。
寒くなるとあちこちで「ノロウィルスに気を付けて」と言われるようになりますが、実は年中通して感染する可能性があるものです。夏だからノロウィルスにならないというわけではありませんので、年中通してノロウィルスを防ぐための対策が必要だと考えて下さい。体験談の中には「ノロウィルスは冬にしか起きないものだと思い込み、生活をしていたら夏に罹患した」というものも多いです。
症状が出ると非常に苦しいのもノロウィルスの特徴。
絶え間なくやってくる嘔吐と下痢は、患者から自然に体力を奪います。
しかもワクチンがないので、治療方法としては点滴をする程度のものに限られてしまうというつらさも。いったんかかってしまうと長引くこともありますので、注意しなければなりません。
ノロウィルスの体験談
とにかく、嘔吐と下痢が酷くずっとトイレにこもりっぱなしという人が多いです。
体を休めるために横になっても、ひっきりなしに嘔吐と下痢が続くので休むことが難しいのがこの病気です。
最初は胃腸の状態がすぐれない・気持ちが悪いなどの症状のみですが、時間が経つごとにその症状が強くなっていき、熱も上がってきます。この時点で多くの人が「風邪だろう」と思ってしまい薬を飲むそうですが、もちろん風邪薬を飲んだところでノロウィルスは治りません。
薬を飲んでも症状が改善されないところで、はじめて病院に行く人が多いですが、前述のとおり「できることは点滴のみ」という病気なので、症状が落ち着くまではひたすら嘔吐下痢と闘うということになります。
数日たつと良くなりますが、とにかく症状が強い病気なので、体験談の中には「二度と嫌だ、間違ってもかかりたくない」という人が本当に多いです。それだけキツイ病気であるということでしょう。
まず、一番大切になるのが予防です
ノロウィルスはとてもキツイ症状が出る病気なので、何よりも「自衛」をすることが必要になります。
手洗いうがいを欠かさないこと、きちんと殺菌することである程度の罹患を防ぐことができるでしょう。うつりやすい病気なので、徹底して「うつらないような対策」をしておいてください。
嘔吐物などは手袋をして処理するなどの方法が効果的です。
ノロウィルスは、嘔吐物をのどに詰まらせて亡くなる人もいる病気ですので、甘く見ないで対処をすることが必要になります。ノロウィルスに感染しないように、十分な配慮をして生活をしてみて下さい。
