ダイエット食品として注目のアーモンド
アーモンドは、ここ近年急激に健康食品として注目を受けるようになってきた食べ物です。
アーモンドとは同名の木につく種子のことで、アジア西南部に多く生えています。
現在ではヨーロッパ地域やアメリカ、オーストラリアなど世界中に樹木が栽培されているので、日本国内で購入できるものはほとんどがそれらの地域からの輸入品になります。
ナッツはアーモンドの他にクルミやカシューナッツ、マカダミアンナッツ、ピスタチオといったものも含まれます。
こうしたナッツ類はともすると「高カロリー」「脂分が多くニキビなど肌荒れしやすい」といった美容の敵として思われていたりします。
ですがアーモンドはそうしたナッツ一般にあるようなデメリットはなく、むしろ継続して食べることで美容と健康に大きな効果をもたらしてくれるものとして知られています。
アーモンドをよく食べる人は心臓病や呼吸器のような循環器に関する病気になりにくく、それが長生きのもとになっているという研究もあります。
アーモンドに含まれる健康成分
アーモンドが高い健康効果を持っている理由は、含有するビタミンEにあります。
ビタミンEは抗酸化作用が強く、アンチエイジング用のサプリメントなどにもたびたび配合されている成分の一つです。
アーモンドのビタミンEは他のナッツ類と比べても非常に高く、少ない量で大量に摂取をすることができるので、一日の必要摂取量を満たすには手頃な食材になっています。
またビタミンEの他にも「オレイン酸」というやはり抗酸化作用の強い成分が含まれているので、体内に入ると悪玉コレステロースの働きをおさえて善玉コレステロールを活発にしてくれるという効果をもたらしてくれます。
それにミネラルが非常に多くの種類で含まれているので、よく市販されているミネラル入りの硬水を飲むのと同様の栄養分を一粒で摂取をすることができるのです。
AGEsをおさえて若返りを促進
アーモンドがここ最近急激に注目を受けるようになったのは、AGEsという老化の原因物質を強く抑えることができる効果が確認されたためです。
AGEsとは人ならば誰でも体内にある成分で、これが加齢とともに増えてくると血管や骨などをもろくし、健康を阻害したり見た目を老化させていってしまいます。
アーモンドに備わっている抗酸化作用は特にこのAGEsを抑制するために効果があるとされており、アーモンドを食べ続けることで素早く体内に蓄積されたAGEsを排出しろうかを防いでくれます。
便利なアーモンドですが、カロリーが全体的に高めなナッツ類であるということには変わりがありません。
他のナッツ類に比べてかなり低カロリーで栄養バランスのよい食品ではありますが、だからといって毎日いくらでも食べていいというわけではないのです。
また、よくおつまみ用として販売されているアーモンドでは表面に食塩が多くついているものもあり、食べ過ぎると塩分過多から高血圧になってしまうこともあります。
アーモンドを食べるときにはできるだけ無塩・無添加のものを選ぶようにし、食べ過ぎに注意して適量を守って継続して食べるようにしましょう。