2~10歳程度の子供がなる病気
「自家中毒」というと、食中毒のような病気を連想する人もいるかもしれません。
でも、自家中毒とはそういったものではありません。
自家中毒は、2~10歳の子供に起きるもので、激しい嘔吐をともなうことが特徴。
神経の病気、糖の代謝がうまくいっていないなど原因はいろいろ考えられますが、最近では「ストレスによる病気」といわれることが非常に多いです。
「子供ってストレスなんてたまるの?」と思っている人がいたら、その考えはあらためなければなりません。
子供だからこそ繊細なところがあるし、我慢しているところもたくさんあります。
また、2歳くらいの小さな子供だと「自分の思っていることを言葉にするのが難しい」ということもありますので、やはり大きなストレスがかかってしまう可能性もあります。
子供だからこそ抱えるストレスもありますので、自家中毒と診断された場合はしっかりと対応していきましょう。
自家中毒の症状
まず、風邪をひいたのと似た様な症状が出ることが特徴。
たとえば、風邪をひくと体がだるくなりますよね。自家中毒でも同じような症状が出ますので、風邪と間違われることがあります。あとは、多くの場合「吐き気」を伴うことが特徴。
自家中毒になった子供の多くが嘔吐を訴えますので、これも自家中毒発見のきっかけになるでしょう。
また、場合によっては発作と思われるような症状が出ることもわかっていて、症状の出方は個人差がある様ですね。
病院で検査をして何事もなかった場合、自家中毒が疑われることになります。
自家中毒になったら
「ストレス」というのは原因を特定するのが難しいもの。
つまり、自家中毒と診断されたとしても何が原因かを特定するのは難しいということです。
ただいえるのは、自家中毒になったら自宅でゆっくり安静にすることが重要だということです。
ストレスをためたままだと、そのうちにうつ病や自律神経失調症に移行する可能性もありますので、それは注意をしなければなりません。
子供がのんびりできる環境を用意した上で、無理をさせないこと。
もしストレスの原因に思い当たることがあったら、それを取り除く努力をすることも大事です。
自家中毒は、大人になることである程度の改善が見込める病気でもありますので、子供のうちに発症した場合は子供の状態に気を配りながら生活しましょう。
自家中毒は何度か繰り返すことがあるので、そのことも頭に入れておくことが大事です。