EDとその原因
ED(勃起機能の低下)とは男性特有の悩みであり、男性生殖器に十分な勃起力がない症状のことです。
EDは「満足な性行為を行なうに十分な勃起とその維持が出来ない状態」と定義されています。
主なEDは、老化にともなう身体的機能の衰えや生活習慣病などによって生じる、動脈硬化や糖尿病などから生じる器質性EDと、日常生活で受けたストレスによって生じる心因性EDがあります。
ほかにも、抗うつ剤や精神安定剤などの服用で生じる、薬物性のEDがあるため、EDにはさまざまな要因が考えられるのです。
EDは、性行為中に発覚するケースが大半を占めます。これは、自慰行為では通常となんら変わらないため、自分自身だけでは気づきにくいからです。
ところが、いざ性行為になると勃起力の持続時間に違和感を覚えたり、パートナーにもガッカリさせたりしてしまうケースは少なくありません。
一度中折れを経験すると、次の性行為でも勃起に対して不安を抱え、それが心因的な要因になり、結果勃起力を弱めるサイクルに陥ってしまうのです。
ED治療の流れ
ED治療には、薬の服用が一般的です。通販サイトでもED治療薬として商品が販売されていますが、全く関係のない成分が含まれていることが多いので、自己判断で購入するのは危険です。
ED治療専門クリニックに行き、医師に診察をしてもらったうえで最適な薬を処方してもらいましょう。
専門機関では診察の際に、医師から問診を受けます。
例えば、日常のストレスの程度やお酒の量、持病の有無などです。EDの原因は複数考えられるので、心当たりのある点を整理しておき、問診の際に相談しましょう。
問診が終わったら、血圧や脈拍検査、尿検査などをします。また、必要であれば追加検査を申し出ることで「カラードップラー試験」や「人工勃起試験」などの追加検査も可能です。
これら検査によって、EDの具体的な原因と身体の相性を考えて治療薬を医師が判断してくれます。
治療薬には、厚労省で認可されている「バイアグラ、レビトラ、シアリス」の3つの有効成分があり、そのなかから適切な治療薬が選択されます。
医師の指導のもと、用法・用量を守って服用することはもちろん、処方された薬が身体に合わないケースもありますので、その場合はすぐに医師に相談し、別の治療薬を処方してもらいましょう。
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