5月下旬から7月下旬頃まで梅雨に入ると、梅の収穫の季節がやってきます。そんな梅雨バテや夏バテの食欲アップや疲労回復に効果があるといわれており、我が日本で愛され続けている果樹といえば「梅」だと思い浮かべる人は少なくないはず。
今回はそんな「梅」にかかわるお話です。
高いクエン酸の効果
クエン酸というと、スポーツの世界では筋肉の疲労を和らげる効果があると言われていますが、そんなクエン酸が梅には多く含まれています。
そのため、今ではわざわざ「健康に良い梅酒」として販売されている梅酒も増えてきました。クエン酸というのは疲れを取るだけでなく、ストレス解消でも大きな効果があります。というのも、人間の体というのは疲れがたまっていると、イライラしやすくなってしまうからです。イライラというと、心が不安定であったり、もしくはストレスをためこんでしまった際に起きるものと思われています。ですが、実際は健康的な体をもっている人ほどストレスに悩まされないことが、現代医療の成果で分かっているのです。
クエン酸を取ると無条件でストレス解消になるという意味ではありません。しかし、肩こりや原因不明の頭痛に悩まされている人は、クエン酸で体の毒素を減らしたほうが良いかも知れません。毒素というのはリンパ節に多くたまるようになっているため、放置しているとむくみなどが良く発生するようになります。ストレスは体温を奪うことでも知られているため、毎日のストレスがたまっていると内臓が弱ってしまい、最終的にむくみなどが目立つようになるのです。
クエン酸には体内の毒素を除去する効果もあるので、このような効果も狙って健康に良い梅酒などを取られてみると良いでしょう。さらに梅酒には香りという強い武器があります。人間は気持ちをリフレッシュするだけで、かなり体の中にたまっているストレスが減ります。アロマ効果が有名ですが、梅酒の中に入っている梅の匂いをかぐだけでもストレス解消につながるというわけです。
なにより通販などで購入可能な健康に良い梅酒は安いです。金額にして2000円以内で購入できるものが多く、すべて飲み切る頃には1、2ヶ月はかかるとされています。コストパフォーマンスも良いので、下手な健康ドリンクにお金を使うより、健康に良い梅酒を購入されたほうが賢明でしょう。
クエン酸以外の栄養素って
梅には、カルシウムが含まれていることも今では知られています。
カルシウムというのはストレスを減らしてくれる効果があるのですが、近年では骨粗しょう症にも効果があることで知られている栄養素です。健康に良い梅はミネラルバランスが良いため、カルシウム、マグネシウムといった骨と関わり合いのある栄養素を多く摂取できます。カルシウムは骨に良い影響を与えますし、なによりもイライラを減らしてくれる効果があるため、毎日の生活に良い影響を与えてくれることも指摘されています。
マグネシウムは内臓の状態を正常にする際にも効果的なため、健康に良い梅を取ることで肉体、精神が安定しやすくなるのです。
ブランド物の梅干しも多い
参照:お中元ギフト2022夏|大丸松坂屋オンラインストア【公式通販】
紀州地方で出荷される南高梅のように、梅干しの中にはブランド化したものも存在します。質の高い梅干しは、古来から日本で珍重され、お中元やお歳暮といった贈答品としても用いられることもしばしばです。
量販店で売られている梅干しは、調味液や乾燥機などを使って即席で作られたものがほとんどですが、高級な梅干しは、塩と天日を使った昔ながらの製法で作られているものばかりです。味はもちろんのこと、実がしっかりと締まって肉厚の梅を使って作られた梅干しは栄養価も高く、より大きな健康効果を期待することができます。